豆知識|ドウの上にナッツを乗せてドーナッツ、通称「食パン」の電車。明日使える、タメになるパンにまつわる様々な豆知識をご紹介します。 ドーナツ

 ドーナツの原型はオランダ菓子のオリーボル (Oliebol) とされており、揚げたボール状の小麦粉、砂糖、たまごで作った発酵生地にクルミを乗せ、祭典に用いられていた。 語源はドウの上にナッツが乗っていたためドーナッツという意味から来ている。ドーナツはドウして穴あきになったか。19世紀半ばアメリカのハンソン・グレゴリーが母親の作ったドーナツが生焼けだったため、火通りを良くする目的で穴をあけることを考えたとされる。このことは1941年にニューヨークでドーナツ大論争が起こり、その後、ダンキンドーナツ主宰のドーナツ審議委員会で承認された。この偉業?に ハンソン・グレゴリーの記念碑がメイン州ロックポートに建っている。
 他にも、船乗りであったハンソン・グレゴリーが航海中にいつでも食べられるように舵輪のスポークに刺しておく為だとか、アメリカではトッピングのクルミの入手が難しかったからだとか、諸説ある。
 日本に本格的にドーナツショップが出店したのは1971年、ダンキンドーナツとミスタードーナツが相次いで上陸、しかし、ダンキンドーナツは1998年に撤退してしまった。
 ドーナツの種類は大きくはケーキドーナツ、イーストドーナツ、クルーラーなどに分類されるが、米国ではハンバーガと並ぶ国民食であり、その種類は数百あると言われている。
 最近、パンを冷やして食べる方法が紹介されているが、ドーナツプラントでは揚げたてのドーナツを急速冷凍して凍ったまま食べる クールドーナツを販売している。
 国民一人あたりのドーナツ店舗世界一は アメリカでなくてカナダ。その中、Tim Hortonsはカナダ国内に3000店舗以上を構える。
 アメリカ映画で警官が巡回中にドーナツを食べるシーンを見ることがある。「アメリカの警察官=ドーナツ」の根本的なイメージを作ったのは、ダンキンドーナツだったようである。

 Wikipediaによれば、米国の「警察官はドーナツが好き」という俗説は、実はダンキンドーナツの戦略。「警察官が制服とパトカーで来店すれば、ドーナツとコーヒーを無料にします」と宣言しているためである。一説によれば、防犯上の理由。(1)

 警察官がひんぱんに来るような場所では、たしかに犯罪は起きにくい。

【引用及び情報】
1.『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』~ドーナツ~より(http://ja.wikipedia.org/wiki/ドーナツ)※2012年6月9日 (土) 22:56最終更新