バインミー(ペッパーハム)
ベトナムのサンドイッチ “バインミー” はたっぷり野菜と歯切れの良いパンで 暑い季節にぴったりのメニューです。
栄養成分
エネルギー | ● kcal |
タンパク質 | ● g |
脂質 | ● g |
炭水化物 | ● g |
ナトリウム (食塩相当量 ●g) |
● mg |
材料(1個分)
ソフトフランス | 1本 |
マヨネーズ | 12g |
グリーンリーフ | 7g |
サニーレタス | 7g |
きゅうり(スライス) | 12g |
※にんじんと根セロリのなます | 25g |
ペッパーハム | 1.5枚 |
ヌクマム | 小さじ1 |
パクチー | 2g |
万能ねぎ | 2g |
※【にんじんと根セロリのなます】 キャロットラペ(缶詰)200g、根セロリラペ(缶詰)200gを水切りし、塩小さじ1を揉み込んで軽く絞る。酢60g、グラニュー糖40gを合わせて
マリネする。 | |
作り方
①ソフトフランスは横から切り込みを入れ、カット面にマヨネーズを10g塗る。
② グリーンリーフとサニーレタスをはさみ、マヨネーズを1gを線がけし、半分に切ったペッパーハムを並べ、ペッパーハムの上にヌクマムをかける。 さらにマヨネーズ1gを線がけし、きゅうり、マヨネーズ1g、なますを順にはさむ。
COLUMN 【バインミー】
バイン・ミーとはベトナム語でパンの総称で、一般的にはバゲットタイプのプレーンなパンを指します。
このパンに肉と野菜をたっぷりを挟んだサンドイッチが「バイン・ミー・ティットbánh mì thịt」。ティットとは肉のことです。それを略して、サンドイッチそのもののこともバイン・ミーと呼ばれることが多いので、バイン・ミー=ベトナムのサンドイッチとして知られるようになりました。
ベトナムのパン食文化は、約100年に及ぶフランス統治時代にフランス人がもたらしたものですが、そもそもは米食文化です。米は種類も豊富で寿司、白米としておかずといただいたり、チャーハン、おこわ、お粥にしてそのままいただく他にも、フォー等の米麺やライスペーパーに加工されるなど、色々なスタイルで食べられています。
食の傾向としては中国の影響が強い中、フランスから伝わって定着したのはフランスパン、コーヒー、プリン等の一部だそう。 ベトナムのフランスパンは、フランスのバゲットとは似て非なるもので、びっくりするほど軽くてスカスカ!クラストは薄くて歯切れがよく、クラムはお麩のように口の中で溶けてしまうような感覚です。 バゲットをイメージするとその落差に驚きますが、うだるような暑さの中、現地で食べ続けるうちに、とても美味しく感じられてきます。
レバーペースト、ハム類、なます、パクチー等の香味野菜でアクセントをつけるのが定番の組み合わせ。生野菜と肉類がバランスよく組み合わされているのもいいですし、何と言ってもパンが軽いので食べやすいのです。
ベトナム南部のホーチミンは年間を通じて蒸し暑い日が続きます。そんな気候の中で庶民に愛され日常的に食べられているバイン・ミーは、日本の夏にぴったりです。夏限定のメニューとして、あらためて挑戦してみてはいかがでしょうか。