パンに合わせる料理

ラウゲンクロワッサンサンド(ハム&サラダ)

定番の組み合わせだからこそ、パンの個性が引き立ちます。スモークタイプのハムを使うのがおすすめです。ラウゲン風味とスモークの香りが相乗します


材料(1個分)

ラウゲンクロワッサン 1個(48g)
無塩バター 8g
マヨネーズ
5g
ロースハム(スモーク) 2枚(30g) 
リーフレタス 4g
ディルピクルス(スライス) 9g
紫たまねぎ(スライス) 3g
白こしょう 少々

作り方

① ラウゲンクロワッサンは横から切り込みを入れ、内側に無塩バターを塗る。

② リーフレタスをはさみ、マヨネーズの半量かけてからロースハムをはさむ。ロースハムの上に白こしょうをふり、さらに残りのマヨネーズをかけてから、ディルピクルスと紫たまねぎをはさむ。


column【ラウゲンエッケ Laugeneckeのサンドイッチ】

   20年ほど前のこと。クロワッサンのサンドイッチを作っていると、M.O.F.のドルフェール氏に怒られました。 “クロワッサンはそのままで食べるもので、サンドイッチにするパンじゃない!”と。でも、一口食べると味に納得したのか、“フランスではしないけど、日本ならいいかもしれないね!”とも言われました。ドイツでクロワッサンのサンドイッチを食べながら、この時のことを思い出しました。

   クロワッサンは、切り込みを入れると層が崩れたり潰れたりしやすいのは確かです。焼き立てのおいしさを味わうには、そのままがベスト。でも、時間が経ち、バターが馴染んでしっとりと落ち着いた状態で作るサンドイッチも魅力的なおいしさがあります。

   ドイツやオーストリアでは、プレッツェル以外にもラウゲン液を使った色々な小型パンがあり、その中のひとつがラウゲンクロワッサンです。特有のスモーキーな香りと香ばしさ、生地にはサクサクの中にもっちり感があります。ラウゲンエッケ(写真)は、巻き込まずに三角に切って焼いたもので、サンドイッチが作りやすく、食べやすいのがメリットです。ミュンヘンで食べたのは、3種類のチーズとトマト、リーフレタスがはさまれたもので、シンプルながらもとびきりのおいしさでした。サンドイッチ用に、日本でも広がってほしいパンの1つです。