パンに合わせる料理

ラウゲンクロワッサンサンド(チーズ&サラダ)

ドイツで食べたサンドイッチのおいしさを再現すべく、3種類のチーズを組み合わせてアレンジしました。にんにく風味のクリームチーズがよい仕事をしています!


材料(1個分)

ラウゲンクロワッサン 1個(48g)
にんにくクリームチーズ※1 15g
白カビチーズ(ブリー) 15g
スライスチーズ
(クリーミーハバティ)
15g
トマト(小・半月スライス) 2枚
(14g)
はちみつペッパー
マヨソース※2
6g
リーフレタス 6g
黒胡椒(粗挽き) 少々


※1.にんにくクリームチーズ クリームチーズを常温に戻し、すりおろしにんにく少々を加え、塩と白こしょうで味を調える。 
※2.はちみつペッパーマヨソース(作りやすい分量)
マヨネーズ100g、はちみつ15g、黒こしょう(粗挽き)小さじ1を混ぜ合わせる。 

作り方

① ラウゲンクロワッサンは横から切り込みを入れ、内側ににんにくクリームチーズを塗る。 

② リーフレタスをはさみ、はちみつペッパーマヨソースを2gかけてからスライスチーズをのせ、さらにはちみつペッパーマヨソース2gをかけて、トマトをのせる。

③ トマトの上に残りのはちみつペッパーマヨソースをかけ白カビチーズをはさむ。仕上げに黒こしょうをふる。


column【ラウゲンエッケ Laugenecke】

   20年ほど前のこと。クロワッサンのサンドイッチを作っていると、M.O.F.のドルフェール氏に怒られました。 “クロワッサンはそのままで食べるもので、サンドイッチにするパンじゃない!”と。でも、一口食べると味に納得したのか、“フランスではしないけど、日本ならいいかもしれないね!”とも言われました。ドイツでクロワッサンのサンドイッチを食べながら、この時のことを思い出しました。

   クロワッサンは、切り込みを入れると層が崩れたり潰れたりしやすいのは確かです。焼き立てのおいしさを味わうには、そのままがベスト。でも、時間が経ち、バターが馴染んでしっとりと落ち着いた状態で作るサンドイッチも魅力的なおいしさがあります。 

   ドイツやオーストリアでは、プレッツェル以外にもラウゲン液を使った色々な小型パンがあり、その中のひとつがラウゲンクロワッサンです。特有のスモーキーな香りと香ばしさ、生地にはサクサクの中にもっちり感があります。ラウゲンエッケ(写真)は、巻き込まずに三角に切って焼いたもので、サンドイッチが作りやすく、食べやすいのがメリットです。ミュンヘンで食べたのは、3種類のチーズとトマト、リーフレタスがはさまれたもので、シンプルながらもとびきりのおいしさでした。 サンドイッチ用に、日本でも広がってほしいパンの1つです。